依頼者に関する情報提供についてお願い

2010年10月21日

翻訳者(通訳者)の方から、取引のある業務依頼者(会社)について情報提供をいただく場合があります。
こういった情報提供は、問題のある依頼者を排除し、サイトの適切な利用を促すために大変役立つものです。情報提供によって、フリーランスの方々が支払い遅延などのトラブルに遭うリスクを減らすことができる可能性もあります。
翻訳者ディレクトリでは常に情報提供を歓迎しております。必ず返事をするというお約束はできませんが、どのようなものであっても目を通しています。

■ 情報提供に際してのお願い

できれば、情報提供者の身元を明らかにしてください。
名前に加えて、住所、電話番号等の記載があれば、より信頼できます。
時系列で整理して、なるべく詳細に現在までの状況をお知らせください。
感情を交えず推測と客観的事実を区別して論理的に記述した文章でお知らせください。(怒りのあまり、感情的な文章になってしまうことがままありますが、それでは情報が適切に伝わりません)
メールの送信には、フリーメールの使用はなるべく避けてください。

フリーメール等を使っての匿名の情報では、情報の信頼性そのものに疑念を持たざるをえない場合があります。せっかくの情報提供を受けても、残念ながら、根拠のないデマや中傷の可能性が否定できないと判断する場合もあります。ただし、匿名の情報提供を一切受け付ないというわけではありません。
情報提供者の方の個人情報については、外部に一切漏らさないことをお約束いたします。※プライバシーポリシー

■ 情報提供者のメリット

信頼できる情報提供者の方には、翻訳者ディレクトリ側からも情報を提供いたします。また、希望があれば、情報提供者(被害者または債権者)同士で連絡を取り合えるよう便宜をはかります。
特に、重要で緊急の対応が必要だと思われる事案には、翻訳者ディレクトリから、メールまたは電話で情報提供者に詳しいお話を伺う場合もあります。


■ 翻訳者ディレクトリの対応方針

情報提供を受けたのち、具体的に何らかの対応をするかどうかは、翻訳者ディレクトリ管理グループで判断します。判断基準の一つとして重視するのは、信頼できる情報提供者の数です。依頼者側に明らかな問題があると分かった場合でも、翻訳者ディレクトリが当該依頼者対して、何らかの直接的な働きかけ(支払い催促の代行など)をすることは一切ありません。
翻訳者ディレクトリの対応としては、当該依頼者によるサイト利用の停止、登録翻訳者への注意喚起、関連業界団体等への通報などが行われる場合があります。

翻訳会社ディレクトリの登録審査状況

2010年10月19日

翻訳者ディレクトリでは、登録者について審査を随時実施し、虚偽情報等の不適切な登録を排除する努力をしています。
翻訳会社(法人)登録コーナーで、審査により登録解除となった事例を紹介します。
  1. 事例
    全く架空の社名、サイト、所在地による登録。大半の情報は虚偽だが、連絡先として機能していると推定される電話番号およびメールアドレスを記録し、当該者による登録行為を禁止。
  2. 事例
    所在地の記載が不完全。東京都内24区までの掲載しかない。法人として営業広告を掲載するにあたって、所在地を公開をできないのは極めて不自然。改善を依頼したが、その後の回答も対応もないため、やむを得ず登録解除処分。
  3. 事例
    株式会社として登録されたが、サイト上に法人格についての記述が全くない。さらに、常勤の従業員が11名以上として登録されたが、Google(Map、ストリートビュー)を使って調査したところ、所在地は農村で付近に民家しか存在せず、11名以上のスタッフが勤務できるような施設が確認できない。以上の2点についてクリアになるまで、登録を見合わせる決定。
※ 法人登録者に特有の虚偽情報として、常勤スタッフの人数を水増しして登録する事例がときどきみられます。翻訳者ディレクトリ管理グループでは、Googleの検索機能を使って、オンラインによる現地調査を実施しています。登録所在地が一般住宅やワンルームマンションであるにもかかわらず、多人数の常勤スタッフ数を掲載している場合は、直接確認をとるなどの対策をしています。