プロ翻訳者の資格取得状況レポート 翻訳の資格

翻訳資格 ランキング

リスト プロ翻訳者が営業広告で開示している資格の取得率ランキング
(データソース:翻訳者ディレクトリ 調査方法:プログラムによる自動集計方式)

調査対象4418人 調査日時2018年01月21日04時05分
1位TOEIC 1045人23.6%一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
2位英検(実用英語検定) 787人17.8%公益財団法人日本英語検定協会
3位修士号 490人11%学位
4位日本語能力試験JLPT270人6.1%国際交流基金、日本国際教育支援協会
5位博士号 249人5.6%学位
6位 TOEFL 224人5%ETS, a private nonprofit organization
7位通訳ガイド142人3.2%国家資格免許
8位国連英検 70人1.5%公益財団法人日本国際連合協会
9位工業英検 66人1.4%工業英語能力検定試験 公益財団法人日本工業英語協会
10位教員免許 56人1.2%国家資格
11位ほんやく検定55人1.2%社団法人日本翻訳連盟
12位NAATI 35人0.7%オーストラリア National Accreditation Authority for Translators and Interpreters
13位薬剤師30人0.6%国家資格免許
14位通訳検定 29人0.6%※日本通訳協会は2008年11月閉鎖
15位スペイン語検定 26人0.5%語学検定試験
16位医師 獣医師 23人0.5%国家資格免許
17位中国語検定試験 21人0.4%語学検定試験
18位実用イタリア語検定 16人0.3%特定非営利活動法人イタリア語検定協会
19位翻訳技能審査11人0.2%社団法人日本翻訳協会
20位看護師 6人0.1%国家資格免許
21位知的財産翻訳検定 4人0%特定非営利法人日本知的財産翻訳検定協会
22位ビジネス翻訳能力検定試験 1人0%社団法人日本翻訳協会
23位ビジネス通訳検定試験(TOBIS) 1人0%特定非営利活動法人 通訳技能向上センター
24位

資格は必要?不要?

プロの間では、資格や学歴は全くあてにならないという評価があります。翻訳に要求される能力は多岐にわたり、総合力が試されるため、一つの技能検定試験だけで翻訳力をはかるのは非現実的だという考え方です。
一方で、語学の最上級資格を取得していることは、プロとして仕事を受ける上で最低条件だという考え方もあります。実際に、翻訳者や通訳者を採用する際に、こういった上級資格の取得を条件にすることがよくあります。選考の最初の段階に「資格」というフィルターをかけて候補者を絞ってしまい、選考を容易にするための手段です。

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資格の種類について

資格には、国家資格(免許)、公的資格、民間資格などの種類があります。

国家資格とは、法律に基づき、国または国から委託された機関により認定される資格のことです。医師、弁護士、公認会計士などが該当し、その資格がなければ業務を行うことができないため、免許という場合もあります。翻訳や通訳には、免許の必要はありません。法的な規制がなく、実務能力があればだれでも仕事を請け負うことができます。唯一の例外が通訳案内士、通称、通訳ガイドです。海外では、翻訳・通訳の国家資格制度を導入している国もあります。豪州のNAATIなど。

公的資格とは、公益法人や特定非営利法人などで実施され、関係省庁の認定を受けている資格制度です。社会的に広く認知されているため、履歴書に堂々と記載することができます。実用英語検定や工業英検など。

民間資格とは、民間団体が任意に実施している検定制度で、公的機関の裏付けのない資格です。昔風に言えば、「書道や生け花で○○流の師範」などがそれに該当します。実施団体がその業種で広く認知され、信頼されている場合は立派な資格に位置付けられますが、中には、「資格商法」と言われる営利目的で実施される怪しげなものもあるため、注意が必要です。そういった自称資格は、実施団体が収益をあげることが第一の目的になっていて、社会的に認められていないため、ほとんど価値がありません。

翻訳と学歴

翻訳の仕事をしている人には、有名大学出身者が多く、大学院以上の高等教育を受けて修士の学位のある人も少なくありません。博士の学位を持つ人も珍しくなく、これは、明治以降の日本で西欧文明の導入時に必要だった翻訳の担い手が大学の研究者であったという歴史的経緯を反映しているのかもしれません。
一方で、短大卒や大学学部中退といった、学歴としては十分とはいえないものの、第一線の翻訳者として活躍している人もいます。つまり、結局のところ、学歴はあまり関係ないという見方もできます。ただし、こういった学歴不足の人の場合、本人が人一倍の努力をして研鑽を積み重ね、翻訳実務能力を磨いてきたという事実があることを見逃してはいけません。

ライフサイエンス分野

医薬翻訳、生命科学分野などとも呼ばれるメディカル翻訳に特徴的傾向として、高学歴者、国家資格取得者が多く見られます。修士・博士、薬剤師・医師・看護師など。

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