トランプ大統領の同時通訳? | カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

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40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

こんにちは 北カリフォルニアの会議通訳者、通訳翻訳会社 EJExpert代表のブラッドリー純子です。

先日、数社から同一案件の打診がありました。

ホワイトハウスで数日間、米大統領と副大統領演説の同時通訳を含む、数々の会議に入るという業務内容。

ホワイトハウスといえば、つい先日 安倍総理大臣とトランプ大統領が会談をしてましたね。

日本から確かサイマルの通訳者らしき方々が同行していました。

さすがにベテラン通訳者は上手だなぁとうっとりして動画で聴いてました。

私にきた依頼は官僚との会議ではありませんが、ホワイトハウスでしかも大統領の演説ということで、

お、大物案件が

つ、ついにキターハッ

という感じでした。

じつは私よく考えてみたら、いちおう米国連邦政府の職員なんです。

だから今回の依頼が来たのかどうかはわかりませんが

連邦政府の機関でたまに通訳をすることがあるので、守秘義務の関係から職員になっておく必要があります。

手続きや審査はかなーり大変ですが必要に駆られて ガーン

もちろん職員でもフルタイムじゃないので、案件ベースでしか報酬は出ません。

それと業務上機密情報に触れることがあるため、シークレットクリアランスも保有しています。

政府関連の案件がきても対応しやすいのが利点です。

こちらも仕事で必要だったので通訳会社がスポンサーになってくれて数年前に取得。

私のはレベル2なので、面接とか知り合い複数への書面確認とか結構大変でした。

過去のブログ記事

もう一つ上のトップシークレットレベルになると近所への聞き込みとか、身の回りの調査が入るそうです。

もちろん数は少ないけど、このトップシークレットを保有している通訳者もアメリカにはいます。

話がそれましたが、結論から言うととーっても残念な事に

きっちり同じ日程で出張が入ってました!

せっかくホワイトハウスに行けたかもしれないのに....    そっちかい!

通訳案件は一旦確定してしまうとよっぽどの事がない限りキャンセルはできません。

翻訳案件もそうです。

トランプ大統領の演説を同時通訳するのは至難の技らしいですが

普段からチャレンジングなスピーカーには慣れているので

ボキャブラリーが少ない分、逆にやりやすいのではと思っています。

今回は縁がなかったと諦めて

また依頼が来た時の為にしっかり勉強して準備しておこうと思います。

↓こちらカリフォルニア州政府のほうは近いし、通訳でよく行くんですけどね。

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もちろん高度なレベルの内容で責任のある仕事です。


「ずっとやりたいと思っている仕事」って

めぐる巡って

いつか自分のところに来てくれます。

絶妙なタイミングでね。


今は目の前にある仕事に100%集中すること。

そう自分に言い聞かせたのでしたうずまき

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こういった米政府の通訳案件についても 次回の稼げる会議通訳者になるためのワークショップ初級編でお伝えします。

遠方から飛行機で来られる方々もいて、期待にお応えしたいとコンテンツづくりに精を出しているところです!

4月以降にはセルフラーニング講座としても受講できるようになる予定です。お楽しみに!

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